廃墟

なんもない

DMMのクーポンで100冊漫画を買った プチ感想前編

 

 

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これの続きです。

一作品ずつ別記事でがっつりと感想を書くほどの気力はないのでさらっと書いていきます。

 

鬼滅の刃

流行に乗り遅れた枠その①です。
最初の方は修行パートがだいぶ駆け足なのが気になったりしてちょっと微妙…と思っていたんですが、10巻を過ぎたあたりから急激におもしろくなってびっくりしました。曖昧にしか描かれてなかった作品の目標が明確に見え始めたのがそのあたりなんでしょうかね。ちゃんと分析とかしたわけじゃないですけど。

テーマが一貫してて、ダレずに読めて、バトルが派手で、ギャグもシリアスも良質なので売れるのも納得だなぁと思いました。

 

チェンソーマン

流行に乗り遅れた枠その②です。世間的に流行してたかは微妙かもしれませんが自分の周りでは流行してたんですよたぶん。

これジャンプでやったんですか? ヤングキングとかじゃなくて?

よくわからないままジェットコースターに乗せられて1分後気づいたら終点についてました、みたいな感覚で心に残る何かはあんまりないです。続編でもう少し掘り下げられるんですかね? 掘り下げやろうとしたら全く別の漫画になりそうですけど…

爽快感はハチャメチャにありました。アトラクション好きな方は読んでみるといいかもしれませんね。

 

五等分の花嫁

流行に乗り遅れた枠その③兼、知り合いに猛プッシュを受けた作品です。

主要登場人物全員の心情を逃げずにしっかり描いているのが良かったです。それに尽きる。

あとはこういう展開の仕方をノベルゲーム(婉曲表現)以外でやるのは確かに面白いですね。こういう作品形式の枠組みに挑戦するような作品は割と好きです。

ストーリーとしては最後までド王道を貫きましたね。キャラ設定に多少の無茶があるのも含めて、ちょっと懐かしさすら感じるようなラブコメ作品でした。

読者が5人のヒロインのうち誰が好きか、というような話をしているのをよく傍から見ていましたが、つい作品構造の方に目が行ってしまって特定のキャラに感情移入するみたいな読み方ができませんでしたね…

 

彼方のアストラ

これも五等分の花嫁を勧めてきた人のおすすめ作品です。

めちゃめちゃ好きでした。ジュブナイル冒険活劇の漫画版といった感じで、小学生の頃にその手の小説を読み漁っていた私にとって読書経験の原風景に近かったです。

未知なる土地(星)をゆくあのわくわくは何にも代えがたい。

「かつて少年少女だった大人たち」にぜひ読んでほしい作品ですね。

 

ぼくと未来屋の夏

はやみねかおる氏による同題の児童向け小説のコミカライズです。

これは15年前、私が小学生だった頃に読んだ作品で、改めて読み返したいと思って今回購入しています。

これまで読んだ原作小説ありの漫画のなかで最も上手にコミカライズした作品だと思います。単純にストーリーの見せ方がうまいですし、漫画版オリジナルのキャラもすごく世界になじんでます。当時の私は漫画版を先に読んだので原作に委員長ちゃんがいないことに驚きました。

掲載誌が少年シリウスということで、原作小説よりも対象年齢が若干上? ということで、原作にはない謎めいたラストシーンが追加されていたりします。

元はジュブナイル作品ではありますが大人になった今読んでも面白いですね。

 

 

後編に続く