DMMのクーポンで100冊漫画を買った プチ感想後編
これの続きです。
ピアノの森
前から読んでみたかった枠その①です。
恵まれない環境にいたピアノの天才少年がなんやかんやあって世界に名を轟かせる話です。
ストーリーがどうというよりは、演出がすごかったです。
特に終盤の演奏シーンでは漫画から音が聞こえてくるんじゃないかってくらいでした。終盤だと登場人物が増えたぶん演奏シーンも多いんですよね。そんなに連続で感動の波を叩きつけられたら息ができなくなります。
これって音楽に親しんでる人特有の反応なんですかね? クラシックあんまり聴かないって人に読ませてみたいです。
道満清明作品
前から読んでみたかった枠その②~です。
道満清明氏の漫画をはじめて読んだのは快楽天のギャグ枠の連載でした。なかなか好きだったので他の作品を読んでみたかったんですよね。
ニッケルオデオン
あんまりおもしろくなかった(直球)
単話の雰囲気漫画で、連載だと一種の清涼剤になると思うんですが、単行本で読んでしまうと何の感慨もなく通り過ぎてしまう感じでしたね。
ヴォイニッチホテル
ニッケルオデオンよりは話につながりがあるんですが、これもあんまりまとまってないなぁという印象でした。キャラはかわいいです。
メランコリア
これは結構面白かったです。でもたぶん多少のネタバレでも面白さが薄れるので何も言えないです。
恋は雨上がりのように
初めて知った枠その①です。
女子高生が気の迷いでおっさんに恋をする話です。
今回買った中ではごとよめと並ぶ恋愛ものだと思って読んでたんですが全く方向性の違う哲学ものでしたね(個人的な見解です)
それぞれの生き方に対する考え方というか、人のとる選択にものすごくリアリティ、説得力があって私は清々しい気持ちで読了できました。あんまり好きじゃない人も多いと思います。
スピリットサークル
初めて知った枠その②です。
今回買った中で断トツで面白かったです。初対面のはずの転校生の女の子との前世の因縁のカタをつけにいくスケールの大きい話です。
1話のラストあたりですでに「こりゃすごい作品に出会っちまったぞ…」となりました。物語が進むにつれてすべてのエピソードがつながっていくさまは圧巻で、6巻ラストまで一気に読んでしまいました。というかほんとに6巻しかなかったの? 読後の充実感が30巻分くらいの密度なんですけど。
あと、コマとか構図とかの組み立て方がとんでもなく上手いです。それもあって序盤から世界に一気に引き込まれました。
読め。